雲南省旅行記
15日目 昆明から元謀へ
今日は獅子山公園を観光したあと元謀まで移動する。
9時30分ホテルを出発、曇り空である。今日、明日は土林に詳しいというガイドの張さんも同行する。張さんは気功を20年もしていて日本で有名人を治療したこともあるという。1時間ほど平野の中の高速道路を走っあと山の中の道に入る。幸い雲が切れ日が差してきた。さらに25分ほど走り高速道路を出る。このあたりから棚田が延々と続くようになる。道端で石を刻んでいるひとがいた。墓石を作っているのだ。門のような形の墓石でこのような石を使うには相当広い墓地が必要だ。
墓石作り
荷台に幌と座席をつけた馬車が走っている。バスの代わりになっているのだろう。
馬車
11時10分武定に到着した。武定は坂の多い街で三輪バイクのタクシーや トラクターのエンジンをつけたトラックがたくさん走っている。
3輪タクシー トラック
まず町のはずれにある獅子山を観光する。清の時代、建文帝は戦火を嫌ってこの山の正続禅寺に避難し出家して40年間過ごしている。正続禅寺は獅子山の中腹にあり、周りには樹齢300年から400年の杉の木が生えている。西南第一山と書かれた門をくぐると天王殿があり弥勒菩薩と四天王が祀られている。
正続禅寺山門 天王殿
天王殿の奥には三世仏を祀った大雄宝殿がある。大雄宝殿の前には池があり橋の欄干には明の時代の彫刻が残っている。
大雄宝殿 彫刻
大雄宝殿の裏側には建文帝の廟がある。皇帝の廟なので柱には皇帝のシンボル龍が巻きついている。
建文帝廟
建文帝に向かう左右の通路には53体の菩薩像が並んでいる。
菩薩像
寺の庭には樹齢600年の昆明柏が2本植えられている。
樹齢600年の柏
この寺は牡丹で有名で寺の脇に牡丹園がある。この牡丹は建文帝が都から持ってきたものという。今は時期ではないので代わりに鉢物の花が置いてあった。
牡丹園
このあと寺の脇から急な石段の続く山道を登る。途中に飛雲長虹という橋がありこの場所には大変良い気が漂っているというので張さんは早速気を取り込む。そばには観音を祀ったお堂がありここからの眺めは良いがあいにく今日は霞んでいてよく見えない。
登り道 飛雲長虹
さらに登ると頂上にある観日亭に出る。ここからは朝日が登るのが見えるというが今日はかすんでいて遠くが見えない。
観日亭からの眺め
山を下り農定烏鶏館という食堂で昼食をとる。
農定烏鶏館
食事の準備を待つ間周囲をぶらつく。赤い纏のようなものをかついている人が立っていた。葬式の花輪だという。葬式の後は墓に持っていって燃やす。
葬式の花輪
料理は武定名物の烏骨鶏だった。肉が柔らかくて弾力があり大変おいしい。これを食べたらしばらく日本の鶏肉など食べられなくなるほどだ。ほかにドクダミの茎と香草と胡瓜を炒めてたっぷり唐辛子と山椒の実をかけた皿が出た。かなり食べづらかったが経験のためせっせと腹に収めた。
烏骨鶏の炒めものとスープ
14時30分発、30分ほど山の中の道を走ると長い外車の行列ができていた。車を運ぶ大型トレーラーがカーブを曲がりきれず脱輪してしまったのだ。いつ通れるようになるのかわからないので近くにあった棚田の写真を撮ったりして時間をつぶす。
棚田
1時間半ほどしてようやく開通し、30分ほど走ると高橋鎮に出た。市場があったので降りてみたが民族衣装は見られなかった。
市場
さらに45分ほど走ると2630mの峠がありここを過ぎたあとは段々と高度を下げていく。イ族のおばあさんが道端で休んでいたので写真を撮らせてもらう。周りには真っ赤に紅葉した木々が見える。
イ族のおばあさん 紅葉(拡大)
18時30分夕日が沈んだ。車を停めて写真を撮る。
夕日
19時20分凸凹の道が突然広い滑らかな舗装道路になった。元謀県に到着したのだ。町の中心部にる泰和園酒店に落ち着く。
泰和園酒店
夕食は道端で開いている露天食堂でとる。
露天食堂
料理は道のテーブルに並べた食材から選ぶ。
食材 蜂の子
蜂の子があったので注文したら油で炒めて出てきてエビに似た歯ごたえでおいしかった。