雲南省旅行記

9日目 徳欽から塩井へ

 今日はチベット自治区最東端にある茫康県の村塩井まで移動する。

 7時ホテルを出発、10分ほど走ると左手に飛来寺が見え、さらに1kmほど走ると展望台に到着した。まだ日が登る前だがすでに大勢のカメラマンが三脚をすえて日が昇るのを待っている。日本人の話声も聞こえる。大勢が並んでいる場所は葉を燃やす煙がくるので良い場所を探しているうちにカワカブ峰の頂上が赤く染まった。ついでテンアチャンドゥイウシャ峰も赤く染まった。夢中になってシャッターを切る。カワカブ峰からは永明河が流れ出している。


カワカブ峰とテンアチャンドゥイウシャ峰(拡大)
 
カワカブ峰(拡大)        テンアチャンドゥイウシャ峰(拡大)

 寒さをこらえながら1時間ほど待つと左手の雲が切れて神女山、五冠神山、将軍峰が姿を現した。五冠神山は高さでは他に劣るが恐竜の背中のような形をしていてなかなか美しい山である。

  
神女山(拡大)          五冠神山(拡大)         将軍峰(拡大)
 
カワカブ峰(拡大)           テンアチャンドゥイウシャ峰(拡大)

 展望台の前にある「撮影の家」でラーメンとミェンビという小麦粉を練って焼いた物とバター茶の朝食をとったあと9時30分に展望台を出発する。


撮影の家

 瀾の谷に沿って国道214号線を走る。初めのうちは滑らかな舗装道路であったが30kmほど走ると舗装が切れひどい凸凹道になる。


の谷(拡大)

 10時40分溜策橋が見えてきた。ここはかって茶馬古道の要衝で対岸のチベットまでロープで人や荷物を渡していた。


溜策橋

 45度以上もある急な斜面で道を造っていた。土砂崩れの跡があり、捨てた土はそのまま川まで落ちていく。まさに命がけの仕事だ。


道造り

 11時45分仏山郷に到着した。この町は雲南省最西端の町になる。栄興食飯店で昼食をとったあと再び未舗装の凸凹道を走る。


仏山郷の通り

 13時仏郷を出発、再び瀾江に沿って岩肌だけの山の間を走る。


 瀾

 14時45分雲南省とチベット自治区の境界に到着した。豪華な民族衣装を着たチベット人の娘さんがいたので写真を撮らせてもらう。

 
雲南省とチベット自治区の境界       チベット人の娘さん

 荷を積んだロバの行列が通る。塩井で作った塩を物々交換をするために運んでいるのだ。

 
塩を運ぶロバ

 15時30分塩井鎮に到着した。塩井鎮はチベット自治区最東端の村で人口は9000人、そのうち4000人がナシ族である。

 ホテルに行く前に塩天主教堂を訪問する。カトリックの教会だが外観はチベット仏教の寺院そっくりである。

 
天主教

 内部に入るとチベット色は一切なくなって普通のカトリックの教会になり天井には聖書の場面が描かれている。

 
堂内         天井画

 このあとホテルに向かい瀾江の吊り橋を渡って16時40分曲カ温泉に到着した。

 
吊り橋            瀾

 客室にはベッドがあるだけで洗面所やトイレや風呂は外の共同の施設を使うという招待所に近い宿である。風呂は温泉になっていて広い浴室があるがお湯が温くてとても入れない。

 
客室棟          浴槽

 近くに源泉があり余った水が流れている。手をつけてみるとちょうど良い湯加減だ。お湯をパイプで運んでいるうちに冷めてしまうのだ。源泉の脇にはプールがあった。浴槽のお湯はプールにちょうど良いくらいの温度だ。

 
源泉付近         温泉プール

 夕食後逢さんがパソコンに入れて持ってきた写真を見せてもらう。地元に住んでいるだけにすばらしい風景写真ばかりだった。


10日目へ      日程表へ