雲南省旅行記
6日目 麗江から香格里拉(中甸)へ
今日は麗江から迪慶チベット族自治州の州都香格里拉(中甸)へ移動する。
8時30分にホテルを出発200km先の中甸に向かう。道は滑らかな舗装道路で快調に走る。街路樹が枝を広げてトンネルのようになっている。中国ではこのような並木道を良く見かけるがんかなか感じが良い。
並木のトンネル
右手には玉龍雪山の峰が見える。ここまで来ると山容がかなり変わってきた。
玉龍雪山
道の左には長江が流れている。展望台があって人が大勢いたので私も上ってみると長江の青い水面が見えた。長江g大きく曲がる長江第一湾だというがここからははっきりとわからなかった。以前長江第一湾のすぐそばに行ったことがあるが近すぎて曲がりがよくわからなかった。高い山にでも登るか飛行機から見るかしないとわからないのだ。
長江第一湾
左手の山の間に哈巴雪山(5396m)が見えてきた。遠い昔哈巴雪山は玉龍雪山とつながっていたという。このため2つの山は同じ地質で生えている植物も共通している。
哈巴雪山((拡大)
12時小中甸に到着、ここで現地ガイドの彭さんと落ち合う。彭さんは小中甸出身のチベット人で、中甸国際旅行社の総経理すなわち社長である。しかし外で仕事をするのが好きで事務的な仕事は社員にまかせもっぱらガイドの仕事をしているのでる。写真家としても知られていて写真集を3冊出している。
彭さんの車に従って走り12時40分中甸に到着した。チベット仏教圏だけに中甸の手前の交差点には大きな仏塔が立っている。
仏塔
早速彭さんお薦めのレストランに行き昼食をとる。ガラス貼りの屋根でまるで温室のような部屋だ。
レストラン 店内
料理は相変わらず激辛だ。バター茶が出されたので熱くなった口の中をバター茶で冷やしながら食べる。
料理
食後レストランの隣にある観光酒店にチェックインする。このホテルは3年前に泊まった4星ホテルで最近5星ホテルができるまでは香格里拉で最も良いホテルだった。
観光酒店
食後、自由時間になったのでホテルの周りを散歩した。前回来たときはちょうど町の再開発事業が終わったときで町中原色のペンキでぎらぎらしていたが、ペンキがくすんで落ち着いてきた。体力温存のため長く歩き回るのはやめて隣の香巴拉大飯店というホテルの康体中心に行き脚洗をしてもらう。豪華なソファーに腰掛けて中年の男の治療師が1時間たっぷりしてくれた。料金は60元(800円)でこれまでの店と比べると高めだが十分満足できた。
16時にホテルを出発、彭さんが運転する4WD車に乗りかえて先程通った仏塔のある交差点まで引き返し、近くにあるチュニ村を訪れる。チュニとはチベット語で源流という意味でこの村の中で2つの川が合流している。ここには400世帯3000人のチベット人が住んでいる。民家のそばにはコーリャンや野菜をほす青裸架が並び、近くの草原には放牧されたヤクが草を食んでいる。
放牧のヤク 青裸架
村の中に入っていくと青裸架がたくさん並んだ広場があり大勢の人がコーリャンの脱穀をしていた。
脱穀する村人
子供たちも藁運びをしている。大人の仕事を手伝うのがうれしいらしく顔には笑いが溢れている。
藁を運ぶ子供
村を出て少し走ると草原に出た。すでに草は黄色くなっており山の白樺も黄葉している。夏にはこのあたりは高山植物の花の海になる。
仏塔まで戻り今度は徳欽の方向に進み、15分ほど走ってから左折して未舗装の横道を5分ほど走ると依拉草原の入り口に出た。
未舗装の道
この先細い悪路を進むと湿原に出た。ここが依拉草原で雨季には納怕海という湖になる。潅木の葉が真っ赤に紅葉していて美しい。
依拉草原 紅葉した潅木
草原の中に納怕村があり、湿原の中にもたくさんの青裸架が立っている。雨季にはどうするのかと気になったが、このまま置いておくそうだ。
納怕村
ホテルに引き返しホテルのレストランで夕食をとったあとホテルの前にある劇場で卓互桑姆(チョウワサム)というチベットの歌舞のショーを見る。卓互桑姆は踊りの上手なチベットの美少女の名前である。
劇場
席の前のテーブルには焼いたコーリャンやツァンパの粉どのチベットのおつまみが置かれチベット人の女性がバター茶やコーリャンのお酒を注いでくれる。
おつまみ バター茶を注ぐチベット人の女性
ショーは始めにチベット仏教の寺院で行われる仮面踊りが行われ、ついで獅子舞の獅子がヤクに代わった踊り、その後はチベット各地の民族舞踊が行われた。
仮面踊り ヤクの踊り
民族舞踊
民族舞踊
最後にファッションショーが行われた。チベットは広いので場所によって民族衣装が変わってくる。民族衣装に興味を持っている私にはこれを見られたのはありがたかった。ただ説明が中国語なのでわからない。そこで写真だけ撮っておき後で彭さんに教えてもらった。それによると右から白水台のナシ族、茫康県のチベット族、中甸のリス族、理糖のチベット族、西ブンズラのチベット族、小中甸のチベット族、徳欽のチベット族、イ族ということである。見る前は120元の入場料は高いと思ったがその価値は十分にあった。