西アフリカ旅行記

2日目 ルーブル美術館観光後ワガドゥクへ

 今日の午前中は自由時間である。添乗員の福井さんが市場やセーヌ川のクルーズに案内してくれることになったが、空がどんより曇っていてろくな写真も撮れそうもないし、風が強くて寒いのでルーブル美術館に行って先日訪れたイランの遺跡の発掘品を見ることにした。ルーブル美術館には25年ほど前に1度来ていてそのときは感激したことだけは覚えているが、建物を見てもきれいさっぱり忘れていて記憶力のよさに我ながらあきれてしまう。


ルーブル美術館

 ピラミッド型の建物が中央入り口でここから地下に下りると受け付けホールになっていた。ここからリシュリュウ翼と呼ばれる建物に入りまずイスラム美術分科部の展示室に入る。大きな絨毯、タイル画、石の彫刻などここだけでも中東の国立博物館以上の展示物があり、しかも展示物のレベルが高くさすがルーブルと感心する。


カーペット
 
タイル           石の彫刻

 次いでメソポタミア美術と古代イラン美術、東方美術を見学する。どの部門にも素晴らしい彫刻が並んでいる。現地の遺跡でここにあった像はフランスに持っていかれたと言われたときはひどいことをするものだと憤慨したものだが、こうして良い保存状態で保管されているのを見ると現地で雨ざらしになったり盗賊の被害にあって失われてしまうのよりも良いのかなという気もしてくる。

 
飛牛          アバダナの大闘

 最後にエジプト部門を見学する。大英博物館ほどではないが、たくさんのミイラの棺や副葬品が展示されていてかなり見応えがある。さらに進んでいくと宮殿のような展示室になった。展示物より展示室のほうに目が移りそうだ。

 
ミイラの棺             展示室

 時間が余ったのでモナリザを見に行く。長い廊下のような洋画の展示室を素通りし、右手に曲がると突き当たりにモナリザが飾られていた。意外と見ている人の数は少なくゆっくり眺められたが、以前見たことがあるのであまり感激はない。
 絵の両側には写真撮影禁止の立て札が立っているが、馬鹿な連中が次々とフラッシュを発光させて撮っている。おそらく1日に千回近くフラッシュの光を浴びていることだろう。警備員はと周りを見ると遠くの方でだまって見ている。名画というと退色を避けるため照明を暗くしているのに放っておいていいのだろうか。
 このとき以前旅で一緒になったプロ級のコイン収集家が言った「美術館の名画はすべて複製品だ」という言葉を思い出した。名画にフラッシュを浴びせても警備員が平然としているのを見るとこの言葉が真実味を帯びてくる。

 
洋画の展示室            モナリザ

 ホテルに戻った後、福井さんに案内してもらって近くのシーフードレストランに向かう。途中5分足らず歩いた所にパリ東駅があった。日本の駅に比べるとずっと落ち着いていて風格がある.

 
パリ東駅正面              コンコース

 10分足らずでレストランにつき席に着いて待っていると程なく氷を盛った大きな皿が運ばれてきた。カキ、ムール貝、エビ、小エビがたくさん載っていてこれで2人前という。カキは少し塩辛かったが、ダイエットのことを忘れて残らず食べてしまった。飲み物代と合わせて15ユーロ(2000円)だから場所を考えると高くはないだろう。

 
レストラン           シーフード

 ホテルに戻り13時10分空港へ向かう。今はバーゲンのシーズンなのだろうか。道端の商店のウインドウに40%引き、50%引きなどのポスターがたくさん貼られている。
 今日は渋滞に引っかからず順調に高速道路に出て35分ほどでシャルルドゴール空港に到着した。ここで1時間半ほど待ってエアーフランスのAF730便に搭乗したが、なかなか離陸せず予定より1時間も遅れて16時36分ようやく離陸した。1時間半ほどして夕食が運ばれた。今日の夕食は機内食でホテルでは出ないと言われたので全部平らげた。

 
機内              夕食

 時計を1時間遅らせ定刻より5分遅れの20時40分にブルキナファソの首都ワガドゥクの空港に着陸した。出発が1時間遅れてほぼ定刻に到着したのだからよほどスピードを出したのだろう。気温が30度近くあり、急いでジャンパーを脱いだがそれでも暑さがおさまらない。

 ブルキナファソとマリをガイドしてもらうカミスさんに迎えられてホテルに向かい、22時10分ソフティル・ジルマンドゥ・ホテルに到着した。早速両替をする。60ドル出したらあと1ドル欲しいと言われ61ドルが35,000セーファーフランになったから100円が大体470セーファーフランになる勘定だ。希望者には夕食を用意するというので、機内食が物足りなかったのでメインディッシュの炒めた白身の魚とフルーツだけ食べる。魚は川魚だったが癖がなく意外とおいしかった。

 
ソフティル・ジルマンドゥ・ホテル          メインディッシュ


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