東トルコ旅行記
6日目(5月23日) ディヤルバクルからヴァンへ
4時頃目が覚めたので外を見ると地平線が橙色に染まっている。客室からは東の方向がビルの陰になっているので展望レストランに行って日の出を見ようとしたが残念ながら鍵が閉まっていて入れなかった。
夜明け前
8時に出発、トルコ最大の湖ヴァン湖に向かって走る。先週は雨続きだったというが、今日も快晴で我々は本当についている。
車窓の景色
1時間半近く走ると古い橋に出た。マラバリ橋というセルジュク朝時代の橋だ。
マラバリ橋
このあとチグリス川に沿って走る。有名な川だが意外と川幅がない。
チグリス川
やがて山の中に入る。山肌に木が少ないのが気になる。トルコは洪水が多いというが木を切ってしまったのが原因だろう。
山の中の風景
11時30分ビットリスに到着、MERMERというレストランで早めの昼食をとる。メニューは豆のスープ、サラダ、牛肉、トマト、ピーマン、ポテトを煮込んだギュベチという料理、それにカダイフというデザートであった。
MERMER
1時間後に出発、20分ほど走るとエレマンハンのキャラバンサライ(隊商宿)跡に到着した。建物の一部は残っていて屋上に登ることが出来たが、足下をよく見ないで歩いていたら穴に落ちてしまった。片足だけだったので大事には到らなかったが2箇所も擦り傷が出来てしまった。
キャラバンサライ跡
キャラバンサライ跡にトルコ人の一家がピクニックに来ていた。娯楽施設の少ないこの地方では景色を楽しみながら食事をすることが最大の楽しみなのだろう。
トルコ人の一家
やがてヴァン湖が見えてきた。水の色はトルコブルーがぴったりのまっさおな色だ。ヴァン湖は標高1646m、面積3713平方キロメートル、湖岸線の長さは500kmでスイスのレマン湖の6倍半の面積がある。謎の巨大生物ワン・ジャナーヴァルの目撃談が出て日本のテレビ会社からも取材に来たことがある。
ヴァン湖
ヴァン湖に沿って走っているとアハラットに出た。ここにはウルギュンベという有力者の墓がある。1階には棺が置かれ2階は礼拝堂になっている。壁には幾何的な模様が彫られているが、この模様は今でもキリムに使われている。
ウルキュンベ
このあと近くにある共同墓地を訪れる。ここにはセルジュク時代の800の墓石が残っている。墓の主の地位によって大きさが変わり、大きい墓は高さが3mくらいある。墓石は南西の宝庫を向いていて、墓の主の名前やコーランの一説などが刻まれている。
共同墓地
14時30分出発、ヴァン湖に沿って走り湖畔で写真ストップをする。ヴァン湖の対岸にはシュパン山をはじめ雪をかぶった高山が連なっている。
シュパン山
このあとバスは山の中に入っていく。相変わらず緑が美しい。
車窓の風景
2235mのクスクンクラン峠を越えヴァンの近郊に来たとき兵士に車を停められパスポートリストやドライバーの免許証などを調べられた。このあたりは国境に近いため検問が行われているのだ。兵士は皆若い。トルコでは18歳になあると兵役に着く義務があり兵役を済まさないと一人前の男として身と認められないのだ。
峠付近の景色
再びヴァン湖に沿って走りアクダマル島への連絡船の船着場で休憩をとる。連絡船が島から戻ってきたが定員をかなりオーバーしている。
アクダマル島と連絡船
15分ほどして出発20分ほど走ると今日の宿メリット・ホテルに到着した。ヴァンの市街から10km離れた4星ホテルである。湖畔にあるのでが景色が素晴らしい。