チベット旅行記

13日目 成都から成田へ

 4時半起床、ホテルのレストランでビュッフェ式の朝食をとり、6時ホテル発。6時半に成都空港に到着、ここの国内線も身体検査が厳重で靴まで脱がされてゲートを通る。K氏がスイスのアーミーナイフを見つけられ放棄する。これまでなんども検査を潜り抜けてきたというから、空港の検査はいい加減なものだ。

 四川航空SCAL331便に乗り込み定刻の7時45分に離陸、離陸後30分ほどして珍しくキウイジュースが出たので2杯もらう。続いて機内食が出た。中途半端な時間だし、到着後レストランで昼食をとることになっているが、我慢できずパン以外食べてしまった。 


機内食

  9時25分広州白雲空港に着陸。昨年10月に完成したばかりと言う真新しいターミナルだ。日本へ向かうJASの便の出発まで5時間半もあるので飛行場前にある機場賓館に行ってレストランで休憩する。旅のアンケートを書いたり、岡島さんが毎日配ってくれた日誌を読んだりして時間をつぶす。周さんがビールをおごってくれたのでコップ1杯飲んだらきいてしまって動けなくなったので椅子に座って昼まで休む。

 11時50分から昼食、機場賓館の食事は日本人の口に良く合い、川魚もおいしく食べられる。食後岡島さんの挨拶があり、旅が無事に終わり参加者の協力を感謝していたが、感謝しなければならないのは毎日世話になったこちらの方だ。 


昼食

 12時50分チェックインのため空港に向かう。13日間世話になった周さんにお別れをし、JASのJD828便に乗り込む。機内はほぼ満席。15時20分離陸、疲れが出てひどく眠くなり、とってきた新聞に目を通す余裕がない。30分ほどして飲み物を配ってきた。半分だけ飲んでうとうとしていたら、起きたときこぼしてしまい台の上を真っ赤にしてしまった。
 16時10分夕食を持ってきた。まだ空腹ではないが、日本時間で考えれば17時10分だから早過ぎはしないと思って食べ始めたら食欲が出てきてパン以外全部食べてしまった。日本の飛行機の食事はうまい。 


JAS機内食

 日本時間20時5分予定より20分早く成田空港に着陸、岡島さんはスーツケースを受け取るまでが私の仕事といって全員のスーツケースを取り出してくれた。こんなこと初めてだ。それにしてもスーツケースの一部が出てきた瞬間、タッグも見ずにそれが参加者のものだとわかってしまうのには驚いた。

 今回の旅は主催旅行社の初めてのコースとあって添乗員、ガイドとも特に優秀な方をつけ、その上天候にも恵まれ期待以上の素晴らしい旅になった。4500mのチベット高原を縦断するので、出発前は高山病にかかる人が出るのでないかと心配していたが、全員元気に帰国することができた。旅行社は酸素ボンベを用意したり高山病の患者が出た場合を想定した対応策をいろいろ考えていたようだが、幸い無駄になった。私自身も5200mの峠で少しだが走ってみて、後でなんでもなかったので、日ごろジョッギングなどの有酸素運動をしていれば高山病にはかかりにくいことを確かめられた。

 チベットは9年ぶりの訪問だったが、その間にラサの街が大きく変わってしまったのに驚いた。前回はチベットの都という秘境の雰囲気があったが、今回は中国の新興都市といった雰囲気になってしまった。青蔵公路はいたるところ工事中で、工事の終わった個所も土が掘り返されたままになっていたり、積み上げられたままになっている。プラスチックのごみが人里を遠く離れた所でも途切れなく落ちていて自然の破壊に心が痛んだ。5年後には青蔵鉄道が開通する予定であるが、そのときチベットはどうなるのであろうか。よその国のことながら気にかかる。

(本文はガイドの説明、および添乗員の岡島さんのメモに基づいて作成しました。聞き違えなどのため正確でない部分があるかと思いますのでご了承ください)

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