四川省旅行記

3月29日 成都から磨西へ

 朝食前にホテルの前に出ると自転車の洪水だった。成都は北京に次いで中国で2番目に自家用車が多い都市だが、通勤時間帯は車は渋滞してしまうので自転車通勤が今でも盛んで歩道と車道の間には2車線分の自転車道が作られている。

 
通勤の自転車             リンタク

 横道に入るとたくさんの大衆食堂が並んでいて出社前の腹ごしらえの人たちで賑わっていた。


大衆食堂

 9時10分ホテルを出発、あいにく小雨が降っていて肌寒い。スルーガイドの劉さんが昨日我々の到着を待っているうちに体調を悪くしてしまったので王さんに交代する。楽山に通じる高速道路に入り南に向かう。道の両側には菜の花畑が広がっている。多くの畑では花が散ってしまっているが、まだ花の残っている畑もある。


菜の花畑  

 1時間ほど走ったあとサービスエリアで休憩をとる。トイレの近くにミカンやザボンなどの売り場があった。ザボンの値段を聞くと5元(65円)というので1個買ったが食べでがあって食べきるのに3日かかった。

 
高速道路ゲート              柑橘類の売り場

 新津という町で楽山への道と別れ、かっての西康省の省都雅安への道に入る。雅安には昨年パンダ保護センターが開園し観光の目玉になっている。高速道の両側には茶畑が広がっている。雅安は中国で最も早く茶の人工栽培が行われた場所である。

 
茶畑

 雅安から一般道に下りて12時30分天全に到着した。天全は青衣川のほとりにある町で郊外を含めた全人口は40〜50万人、市内の人口は5〜6万人である。

 
青衣川           天全のメインストリート

 道端の安貴酒楼という食堂に入り昼食をとる。山から採ってきたという青菜やタラの芽に似た木の芽の料理が出た。どの料理も油でぎらぎらしていてカロリーが高そうだ。

  
安貴酒楼                   山菜                   タラの芽風の木の芽

 食後町の中を散歩する。古い町並みも残っていて籠を背負ったおばあさんが歩いている姿などノスタルジックな風景が見られる。

  
古い街並み           かごを背負ったおばあさん            長いキセルを吸うおじさん

 1時間後天全を出発、青衣川に沿って坂道を登っていく。道端には菜の花やツリフネ草、フキの花などがいたるところに咲いている。。

  
菜の花と青衣川        ツリフネ草          フキの花

 15時30分二郎山トンネルの入り口に到着した。このトンネルは1995年から3年かかって造られたもので長さが4176mあり中国で最も長いトンネルである。手元の高度計では海抜2230mになっている。二郎山トンネルを出たところでミニヤコンガが見られるというので期待していたが、あいにくの天気でガスの中に隠れてしまっていた。2年前に来たときも見られなかったが、よほど運が良くないと見られないようだ。

 
二郎山トンネル         峠の眺め 

 トンネルを過ぎた後はどんどん坂を下り、20分ほど走るとT字路に出た。右折すると康定に出るが、我々は左折して海螺溝の入り口の町、磨西に向かう。大渡河を右手に見ながら10分ほど走ると茶馬公路が左手に見えてきた。二郎山峠を越える旧道で、昔はこの道を通って中国のお茶をチベットに運んでいたのだ。 


大渡河

 16時40分古いつり橋に出た。このつり橋は濾定橋といい清の康煕帝によって1705年から5年かけてかけられた。この橋は中国共産党にとって非常に重要な橋で蒋介石の国民党軍に追われた毛沢東の解放軍がこの橋を渡って大渡河の対岸に逃げることができたのである。

 さらに20分ほど走ると鉄のつり橋に出た。橋桁にはたくさんのタルチョ(経文を書いた旗)が風にたなびいていてチベット文化圏に入ったことを実感させられる。


鉄のつり橋

 吊り橋を渡り20分ほど走ると今日の目的地磨西に到着した。我々が泊まる氷川飯店は辺鄙な所には珍しく4つ星ホテルで客室にはバスタブがついている。磨西は海抜が1670mほどあり小雨が降っているので肌寒く、客室の電気ヒーターはほとんど効果ない。

 
氷川飯店正面            客室棟

 荷物を部屋に置いたあとまだ明るかったので町の中を散歩する。ホテルの前の坂道を登っていくとT字路に突き当たり右手に歩いていくと菜の花畑や大根畑があった。ここは標高が高いので菜の花は真っ盛りだ。


菜の花と大根の花

 太い舗装路があったので入っていき5分ほど坂を下ると旧市街に出た。道の両側には古い木造の建物が残っている。


旧市街

 さらに進むと毛沢東が重要な会議をしたという天主堂や毛沢東が滞在した家が残っていた。

  
天主堂              内部            毛沢東が滞在した家

 夕食はホテルの食堂でとる。どの料理も油でぎらぎらしている。料理をお茶に浸してから食べている女性がいたが、肥らないためにはこうするしかない。


夕食

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