タイ旅行記
6日目 スコータイへ移動
今日は空路チェンマイまで引き返し、バスでスコータイへ移動する。
朝市を見るため6時半にホテルを出発、車で5分ほど走ると市場に着いた。
市場
中に入ると、蛙の串焼きとか赤米の餅とか他の国ではあまり見られない食べ物が売られていた。
蛙の串焼き 赤米の餅
市場のはずれに停めたトラックの荷台でモン族のおばあさんがキャベツの葉を剥いていた。村から2時間もかかってやってきたという。こんなにたくさん持ってきて売れ切れるのか気にかかった。
モン族のおばあさん
托鉢の僧が次々歩いてくる。皆裸足だ。まだ子供の僧もいる。僧は朝と昼の2回だけ食事をし、食べ物は托鉢で得ているのだ。
托鉢の僧 少年僧
道端に食べ物をたくさん並べて僧を待っている人がいる。僧が来ると食べ物を寄進し、しゃがんで僧を拝みお祈りをしてもらう。
托鉢の僧を待つ女性 僧を拝む女性
ホテルに戻って朝食をとり、一休みしてから9時にホテルを出発、まず昨日訪れたワット・チョーンカムを訪れる。午前中は順光なので朝日に輝く金色の仏塔や銀色のモンドップと山の上のワット・ファラタット・ドイ・コーン・ムーを撮ることができた。
仏塔とモンドップと山上の寺(拡大)
続いて本堂に入る。中には仏像とともにモンドップが祀られていた。脇の方には7つの曜日の仏像も祀られていたが数えると8体あった。
仏像とモンドップ 7つの曜日の仏像
本道の入り口近くで大勢の女の人がバナナの葉にお供えを包んでいた。バナナの葉は捨てても地に帰っていくのでプラスチックのように地球を汚すことのない理想的な包装材だ。
お供えを包む人
池の周りにはリス族の女性がお土産物を並べていた。どこで覚えたのか、日本語を上手に話してびっくりした。少数民族の人たちは遅れていると思いがちだが日本人よりずっと語学に強い。
リス族の女性
9時45分にワット・チョーンカムを出発、2分でメーホンソン空港に到着した。チェックインを待つ間ターミナルの中を周るとモンドップがあった。空港の中まで宗教施設があるとはいかにもタイらしい。
メーホンソン空港 モンドップ
11時15分タイ航空のTG191便に搭乗、8分ほどして離陸し、30分のフライトでチェンマイ空港に着陸した。
チェンマイ空港
12時20分チェンマイ空港を出発、15分ほど走ってホン・ファンというレストランで昼食をとる。メニューはトムヤンクン、えびとイカと魚の炒め物、アヒルの肉としいたけの炒め物などであった。
13時25分にレストランを出発、スコータイへ向かう。スコータイ県は人口62万人で市内の人口は9万2千人。タイ族が住んでいるがクメール人と混血しているので色が黒くクメール人の顔をしている人が多い。
スコータイとは「幸福な夜明け」という意味でタイ族のウンダンカロ王が最初の王朝を建てクメールの支配から独立した。スコータイ朝は8代続いたが3代目のランカムペ王の時期が最盛期でカンボジアの文字とサンスクリットを参考にして母音が32もあるタイの文字を作った。また中国の磁器の職人を連れてきてサンカロ焼きを作りアユタヤから輸出した。日本にも輸出した。山田長政が日本人村を作ったんはこの頃である。またスリランカから仏教を取り入れ5代目の王の時代に最も仏教が栄えた。
この後、南のアユタヤにウトン王が新しい町を作った。7代目の王のときスコータイの力は弱くなり、8代目の王のときアユタヤに占領され合併した。スコータイの住民をアユタヤに移住し町から12km離れた場所に新しい町を作ったのでスコータイは廃墟になりジャングルに埋もれてしまった。そして50年前に遺跡が発掘され、1991年に世界遺産になった。
14時50分からガソリンスタンドでトイレ休憩をする。スタンドの周りにはお土産屋が並び焼き物なども売られている。このあと国道1号線に入る。片側4車線の立派な道で車が少ないので時速100kmで走る。
焼き物
15時55分トイレ休憩後、県道1048号線に入る。片側1車線の細い道になり山の中に入る。このあたりは国立公園で、途中で営林局の検問があった。野生植物の持ち出しを監視をしているのだ。
チークの林が続き葉、が黄色くなっていて落ち葉の時期を迎えている。このあたりはパーペンチャパンの森と言われる。パーペンチャパンの森にはチーク、黒檀、紫檀、花梨、ラワンが育つ。一方パーベンワンの森は赤土で硬い木しか育たない。
チークの木の間に高床式の家がちらほら見える。庭には大きな甕が置いてある。このあたりは井戸を掘っても水が出ないので天水を利用しているのだ。高床式の家の柱には太いチーク材が用いられている。チークの木は国有財産だから伐採は禁止されているが夜中に密かに切り出してくるのだ。家の周りにはマンゴー、椰子、タマリンドウ、バナナなどが植えられている。これらの果実のお陰で働かなくても食べていけるが、このことが人々を怠け者にしてしまう。
やがて平野に出る。直蒔きの田が続き緑色の絨毯のようで美しい。山の斜面で大理石を採っている場面も見られる。
直播きの田
17時30分右折し県道11号線に入る。日が沈んで空が赤く染まる。
夕焼け空
18時パイリン・スコータイ・ホテルに到着した。タイは観光に力を入れているせいかホテルはどこも快適だ。