タイ旅行記
3日目 少数民族の村、チェンライ市内観光後チェンマイへ
今日は山岳少数民族の村を訪れた後、船に乗ってカレン族の村を訪れ、チェンセーンのお寺を訪れた後チェンマイまで200km移動する。
昨日と同じくホテルのレストランでブッフェ式の朝食をとり7時にインペリアル・ゴールデントライアングル・ホテルを出発した。出発を待っている時ちょうど朝日が昇った。太陽が顔を出す寸前、青い空が光芒で染まり、オレンジ色に輝く雲がメコン河の水面に写って非常に美しかった。
メコン河の日の出(拡大)
45分ほど走った後、荷台に幌と椅子をつけた小型トラックに乗り換えて10分ほど未舗装の山道を登るとパーカー村に到着した。パーカーとは林という意味でこの村にはアカ族が住んでいる。アカ族の総人口は約33,000人でタイ北部の229箇所の山地に散らばって住んでいる。昔は中国のシーサンパンナに住んでいたがラオス、ミャンマーを経て70年前にタイに入ってきた。
荷台からの眺め
駐車場の近くは土産物屋が並び、アカ族の民族衣装を着たおばさんがフォト、フォトと言って近寄ってくる。民族衣装の写真はたくさん撮りたいのだが撮ると10バーツのモデル料を請求されるのでうかつに撮れない。金額はたいしたことはないが両替した金が100バーツ札以上の紙幣ばかりで10バーツ札がほとんどないのだ。
パーカー村 土産物屋 アカ族の民族衣装(拡大)
村の中に入ると藁葺き屋根で高床式や土間の家が並んでいる。家の前では坊主頭の子供たちが無心に遊んでいる。
高床式の家 坊主頭の子供
1軒の家の中を見せてもらう。壁は竹の皮を編んだもので隙間だらけである。天井や壁には籠や食器などが置かれている。土間の部分が炊事場になっていてかまどが置かれている。
家の中
軒下にたくさん籠が並んでいた。中を見ると卵を暖めているのか鶏がうずくまっていた。
鶏の巣
次にノンウェイ村を訪れる。この村にはヤオ族が住んでいる。ヤオ族は58年前に中国から移動してきた民族で総人口は35,600人、181の村がある。ヤオ族は少数民族の中で最も高い地位にあり漢族の影響を強く受けていて漢字を使い道教を信仰している。
村の道の両側にはお土産屋が並び、民族衣装を着たヤオ族の女性が刺繍をしながら店番をしている。近づくと日本語で話し掛けられてびっくりした。まだ観光地ずれしてなく、しつこく土産物をすすめることもなく写真を撮ってもチップを要求することもない。
ノンウェイ村 刺繍をする女性 民族衣装(拡大)
この後パンサー村を訪れる。パンサー村はリス族の村で、リス族の総人口は3万人、1920年にタイへ入ってきた。
民族衣装(拡大) 縫い物をする女性
リス族の家は土間式で、穀物の倉庫は高床式にして柱に油などを塗ってネズミが登れないようにしている。
リス族の家 穀物の倉庫
家の中を見せてもらう。壁は竹の皮を並べてあり、屋根はヤシの一種の葉で葺いてある。
炊事場 屋根裏
壁に水を入れた茶碗が並んでいて、これが先祖を祀る祭壇になっている。家の入り口には縄で作った魔除けがぶら下げている。
祭壇 お守り
この後小型トラックでチェンセーンまで戻りバスに乗り替えてメコック川の船着場に向か1、1時間半ほどで船着場の近くのLANG THONGというレストランに到着、早めの昼食をとる。広い庭のある大きなレストランで時間が早いのでわれわれ以外に客はない。メニューは春巻、豚肉炒め、卵カレー炒め、スープ、チャーハン、フルーツであった。タイのレストランの食事は中国のように半分以上残してしまうことがなく日本人にちょうど良い量だ。
LANG THONG 内部
12時にLANG THONGレストランを出発、5分ほどで船着場に到着した。ここから船外機のついた細長い観光船2台に分乗してメコック川をさかのぼる。かなり高速でエンジンから冷却水を高く吹き上げてばんばん走る。
観光船
30分ほどすると左岸の水上にたくさんのお茶屋が見えた。40度を超す夏の暑さを避けるために作られた休み場だ。さらに進むと家を載せた筏が浮いていた。チェンマイから3日かけてやってくるという。
水上のお茶屋 筏
やがて川岸に少数民族の家が見えてきて、次いで山の中腹にも村が見えてきた。
少数民族の家
50分ほどでルミット村に到着した。この村はカレン族が住んでいる。カレン族の人口は約35万人、タイの山岳民族の中で最大の人口で15の県にわたって住んでいる。野生の象を調教する技術を持っている。
民族衣装(拡大)
船着場から象に乗って村の中を回る。象の背中の台は2階の床くらいの高さがあるので階段を上って乗り場から乗り込む。象は目が良くなく自分の象使いさえわからないという。このため象の脇を通るときは少し距離をあけて歩かなければならない。
象乗り場
象は村の通りをしばらく歩いた後、横の道に入り畑の間の道を進む。象が1歩歩くたびに体が前後に揺すられ乗り心地はあまり良くない。象使いは途中の家の庭のバナナの葉を刀で切って象に与えている。葉を切ったら実が育たなくなってしまうがそんなことは気にしていない。前の象が道に横向きになった。何をするのかと思ったら大きな糞を道端の畑の淵にぼとぼとと落とした。
カレン族の村 畑の間の道
やがて棚田が見えてきた。もう稲刈りが終わって切り株だけが残っている。
棚田
村の中を半周した後、川に出て水の中を歩くと先ほど船を下りた船着場に着いて、ここで象を降りる。
川の中を歩く 船着場
再び船に乗ってチェンセーンまで引き返し、ワット・パケアウを訪れる。パケアウとはエメラルドの意味でかってこの寺にエメラルド仏が祀られていたことからこの名がつけられてた。このエメラルド仏は現在バンコクのエメラルド寺院に祀られているが実際は翡翠仏である。
本堂 仏塔
礼拝堂にはエメラルド仏の代わりに新しく作られた翡翠の仏像が祀られている。
礼拝堂 翡翠の仏像
次にワット・プラシンを訪れる。この寺は1345年にメンダーイ王の弟が作った寺でチェンマイのワット・プラシンを真似て造られている。
本堂 本堂内部 仏像
仏塔
境内に沙羅双樹の木が植えられていた。幹から気根のような枝をぶらさげて直径7,8cmの桃色の花や直径15cmもある大きな実をつけていた。
沙羅双樹の幹 沙羅双樹の花 沙羅双樹の実
16時発チェンマイ市に向かう。チェンマイ市はチェンマイ県の県庁所在地で人口は39万人、タイ第2の都市である。途中チェンマイ市内のNANGU
NUALというレストランで夕食をとる。メニューは里芋の天婦羅、エビカレー、シーフード炒め、チキン、鱸、スープであった。
20時40分チェンマイ・プラザ・ホテルに到着した。5星に近い豪華なホテルである。ホテルの周囲にはタイ式マッサージの店が並んでいたがひどく疲れたのですぐに休んだ。まだ前回の旅の疲れが残っているようだ。