四川省旅行記

9日目 九寨溝観光

 今日と明日の2日間かけて九寨溝を見学する。環境保護のため九寨溝には一般のバスは入れないので、天然ガスで走るマイクロバスに乗ってゲートに向かう。平日なのにすでに中国人の観光客の長い列ができている。昨日の入場者数は1万7千人もいたというから中国の旅行ブームはすごい。
 ゲートを通って谷川沿いに走る。道端にはニッコウキスゲらしき花がたくさん咲いている。やがてバスは大勢の中国人観光客によって徐行を余儀なくされる。彼らはこの地域を歩いて観光しているのだが、我々はバスで素通りしてしまった。

 
入場口                 中国人観光客の列

 川の幅が広がり沼のようになってきた。盆景灘で、ここから先は樹正群海溝と呼ばれる。盆景灘で下車し写真を撮る。潅木の間を流れる水が透き通っていて大変美しい。傍にはマニ車の小屋があったが、下に水車がついていて水の力で回っている。マニ車はお経を唱え手で回すことによって功徳があるのでないかと思われるが、手抜きの感じだ。マニ車の回転方向を見るとなんと左回りだ。これはボン教のマニ車なのだ。

 
盆景灘(拡大)           ボン教のマニ車

 車窓から臥龍海、樹正群海、樹正瀑布、老虎海、犀牛海を眺めて、諸日朗瀑布で下車し、写真を撮る。滝の傍まで降りていったとき水滴が顔に当たったので滝のしぶきかなと思ったら雨であった。これまでは、午前中曇っていても午後から晴れてくることが多かったが、今日は逆に雨になってしまった。

 
諸日朗瀑布(拡大)

 この後、則査溝という渓谷に入り五彩池を目指す。左手に池が見えたが、下季節海といい、季節によって水量が変化するという。さらに進んでいくとバスの行列が停まっている。ガイドが降りて調べに行くと、土砂崩れが起きていて通行不能だという。私も行ってみると非常に大規模な土砂崩れで、とても1日や2日では通行できるようになりそうにない。やむなく引き返すことになったが折り返しに時間がかかり、往復の時間を含めると2時間以上のロスしてしまった。土砂崩れが起きていることは前もってわかっているのに、なぜ入口で通行規制しないのか、おかしなことである。


下季節海(拡大)

 樹正寨民族文化村まで引き返し、仏塔のそばにある樹正餐庁というレストランで昼食をとる。雨が降っていることもあるが、店の中が暗くてせっかくの料理の味も半減だ。この後、バスが出るまで村の中を散策する。土産物屋がたくさん並んでいて、1軒の店に同じグループの女性たちが集まっているので私も行ってみると、若い娘さんが日本語で相手をしていた。北京大学の日本語学科の1年生で、夏休みで帰郷し親の手伝いをしているという。チベット族だが、目の大きいかわいい女性だった。

 
樹正寨民族文化村               仏塔

 昼食後は日則溝へ回る。鏡海が見えてきた。残念ながら雨の水で鏡のようにはなってなかったが、それでも水の色はきれいだった。先ず、珍珠灘で下車する。珍珠とは真珠のことであるが、木々の間を流れてきた急流が真珠のように光っていて美しい。この下流には珍珠灘瀑布がある。

 
珍珠灘(拡大)
 
珍珠灘瀑布(拡大)

 次いで現在バスで行ける最奥地にあるゼン竹海へ行く。湖岸の展望台に立って眺めたが、雨が降っていることもあってあまり素晴らしいとは思わなかった。 

 
竹海(拡大)

 次は熊猫海である。以前はパンダがここまで水を飲みに来ていたという。ここから五花海へ抜ける遊歩道があり、大勢の中国人が歩いていたが、我々は歩かせてもらえなかった。


熊猫海(拡大)

 最後に五花海で下車、雨降りとはいえ名前のように水面にはいくつもの色がまじりあって大変美しかった。

 
五花海(拡大)

 16時50分ホテル着、ホテルのレストランでビュッフェ式の料理を大食した後、ホテルから10分ほどのところの美容院に按摩をしてもらいに行く。値段は1時間60元(900円)と安かったが特に上手とは思えなかった。


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