四川省旅行記

7日目 黄龍観光

 今日は1日黄龍の観光である。昼食のお弁当と水を持って9時にホテルを出発、右手に5分ほど歩くと黄龍の遊歩道の入口に到着した。中に入ると幅の広い木道が続いていて、すでに大勢の中国人の観光客が歩いている。まるで水芭蕉のシーズンの尾瀬のようだ。


黄龍遊歩道入口

 彼らの後について15分ほど進むと左手に石灰岩の池が見えてきた。迎賓彩池と呼ばれる池の一群で、中には透き通ったライトブルーの水がたたえられている。ライトブルーを水色というが文字通りの水色である。池はちょうど棚田のように段々になっていて、水が縁を越えて下の池に流れ込んでいる。このような形の池は山口県の秋芳洞やトルコのパムッカレにもあるが、石灰岩の斜面を水が流れているうちにこういう池ができるとは不思議なものである。 

 
迎賓彩池(拡大)

 さらに進むとまた池があり、その背後には滝が見える。飛瀑流輝である。このあたりでは大勢の中国人が記念写真を撮っていて、ポーズをとってイー・アールなどと言ってからシャッターを切っている。その合間を狙って風景写真を撮らなければならないのでなかなか前に進めない。

 
飛瀑流輝(拡大)

 その先には水が流れ落ちている低い崖があり、小さな洞窟があった。洗身洞と呼ばれる洞窟で、不妊の女性が入ると子供に恵まれ、普通の人が入ると長生きできるという。この脇には石灰岩が奇妙な形に刻まれた急流がある。

 
 洗身洞(拡大)          急流

 さらに進むと右手に緑に覆われた池が見えてきた。池底が茶色いので水の色は青く見えない。水が青く見えるためには底が白くて深いことが必要だ。この後は金沙舗池という凸凹した幅の広い流れの脇を登る。

 
盆景池(拡大)            金沙舗池(拡大)

 上りきると青い水をたたえたたくさんの池が目の前に展開する。各池が美しさを競っているようなので争艶彩池と名付けられている。

 
争艶彩池(拡大)

 ここを過ぎると林の中の道になり、しばらく歩くと黄色い寺が見えてきた。黄龍寺の下のお堂で、ここからさらに10分ほど坂道を上ると黄龍寺の本堂に出た。

 
黄龍寺の下のお堂                 黄龍寺本堂

 中に入っていくと中庭があり、その先の本堂の入口の脇に非常に角数の多い字が書いてある。さすが漢字の国だけあって複雑な字があるものだなと思ってよく見ると、4つの字を組み合わされて1つの字のように書いたものであった。

 黄龍寺の前でチベット族のグループが記念写真を撮っていた。チベット族の人は写真を嫌がる人が多いが、カメラを向けても何も言われなかったので撮らせてもらった。

 
チベット族の女性

 寺の右脇に遊歩道があるので登ってみる。歩くにつれ展望が開け、黄龍寺と大きな池が見えてきた。この池は石塔鎮海池と言い、たくさんの池からなっている。池の方に降りて遊歩道を歩く。青い水が特に美しい。

 
黄龍寺と石塔鎮海池(拡大)
 
石塔鎮海池(拡大)

 黄龍寺の前の広場でお弁当を食べた後は自由行動になった。再度寺の周りの遊歩道を歩き、展望台の奥にある細い道に入ると赤いケシ群生していた。多くの人はこの奥の道に入らないで引き揚げてしまうがもったいないことだ。


  赤いケシの群生

 石塔鎮海池には清流が流れ込んでいて、遊歩道の脇にはシオガマギクなをはじめたくさんの高山植物が花を咲かせている。花の名前がわからないのが残念だ。

 
清流(拡大)          シオガマギク(拡大)

 遊歩道を周った後もう一度登ってきた途中の景色を撮ろうと引き返す。往路と復路とでは道が異なり、復路の方はあまり池を見ることができない。ただ、道端には高山植物が咲いているので写真を撮りながら下り、入口近くの分岐点まで戻った後、往路の道に入って歩く。もう14時半を過ぎているが、これから登っていく観光客も多い。1時間ほど登ると突然猛烈に強い雨が降ってきて暗くなってしまったので写真を撮るのを諦め急いで引き返す。

 16時5分ホテルに到着、風呂に入ろうとしたら水しか出ない。仕方がないので夕食の時間まで撮ったビデオを再生したり、食べ過ぎでついてしまった腹の贅肉を落とそうと腹筋の運動をしたりして過ごす。


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