シルクロード旅行記

8日目 タクラマカン砂漠を縦断してニヤ(民豊)からクチャ(庫車)へ

 今日はタクラマカン砂漠を縦断してニヤからクチャ(庫車)まで移動する。7時ホテルを出発、国道315線を走る。20分ほど走ると三叉路に出た。右は西域南路、左はこれから進む砂漠航路で、玄斐三蔵は西域南路を歩いてチャルチェン(旦未)へ行った。


砂漠公路(左)と西域南路

 さらに15分ほど走ると砂漠公路のゲートに到着した。砂漠公路はここからタクラマカン砂漠の中を561km続く。砂嵐で空は晴れているのに太陽はぼんやりとしか見えない。

 
砂漠公路ゲート           砂嵐の中の太陽

 ゲートを過ぎると砂丘の中の道になる。道路が砂で埋まることを防ぐため道の両側には葦が植えられていて方草格と呼ばれている。葦は毎年植えかえるというから大変な手間である。ただ砂丘の写真を撮ろうと思うと方草格が邪魔で、よほど奥まで砂丘を歩いて行かないと写ってしまう。 


方草格

 途中何度か写真ストップとトイレストップをして11時コウ中に到着した。ゲートの裏側には中国でタクラマカン砂漠を意味する「死亡の海」の字が書かれている。

 
ゲートとコウ中の通り           死亡の海の字

 庫木巴格快餐庁で昼食をとる。メニューはラグ麺だけで味は良かったが量が2人前以上あって半分も食べられない人が多かった。

 
庫木巴格快餐庁         ラグ麺

 食後出発の時間まで付近の砂丘を歩く。1歩1歩足が沈み込み、特に坂は足がずり落ちるので大変歩きにくい。この砂漠で迷ったら「死亡の海」の通り間違いなく死んでしまうだろう。


砂丘

 1時間後に出発、2時間ほど走ると砂丘がなくなり胡楊樹の群生地がときどき現れる。胡楊樹は成長が遅いが寿命が長く、生きて1000年、枯れて1000年、使って1000年と言われている。根が木の長さより長いので裁くでも水を吸って生きていくことができる。胡楊樹とタマリスクは燃料にされていたが、今は保護されていて切ることはできない。 
 17時35分タリム大橋を通過、さらに5分ほど走るとここにも太い胡楊樹の群生地があった。ここには樹齢1600年という胡楊樹の王様がある。

 
胡楊樹の群生地          胡楊樹の王様

 このあたりから油田の排ガスを燃やす火があちこちに見えるようになる。 


排ガスの火

 砂漠公路の起点に近いところで道路工事をしていて未舗装の迂回路に入りがたがた道を40分ほど進んだとき対向車の運転手がこの先の道が洪水で流されていて通れないと伝えたのでUターンして別の道に入る。中国では道が通れなくなっても何の標識も出さないから困る。

 17時30分ようやく砂漠公路の起点のゲートに到着、記念写真を撮る。クチャはまだまだ先だ。18時18分日が沈む。空が霞んでいるため夕日が赤くならず長いこと黄色っぽい色で沈むときにやっと橙色になった。

 
ゲート          記念碑

 暗くなった道を安全運転で走り、19時30分ようやく庫車飯店に到着した。風呂にお湯を入れたら水が濁っている。体を洗った後、水を流したらバスタブの底に砂が貯まっていた。


庫車飯店

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