シルクロード旅行記

5日目 カシュガル(喀什)からヤルカンド(莎車)へ

 夕べ19時にカシュガルに到着した雷さんのバスに乗って7時半にホテルを出発、国道315線をヤルカンドに向かって走る。国道315線はニヤ(民豊)、チャルチェン(旦未)、チャルクリク(若羌)まで通じていて、シルクロードの西域南道と言われるコースである。道端にはタマリスク(紅柳)のピンクの花が目につく。


タマリスクの花

 8時30分エンギサルに到着した。この町は刃物で有名で、道端には刃物店が軒を連ねていて店の奥ではナイフの製作風景を見ることができる。

 
刃物店           ナイフ作り

 ナイフの柄にはきれいな模様が彫られていて値段が手頃なので記念に買って帰りたいところだ。しかし中国では飛行機への刃物の持ち込みが厳しくスーツケースの中に入れておいても没収されてしまうので小刀以外は買うことができない。


ナイフ

 エンギサルの町を出て15分ほど走るとエンギサル・ダムがあり、水を満々と湛えている。年間降水量が数10mmmしかない乾燥地帯に豊富な水があるのは崑崙山脈の雪解け水のお陰である。


エンギサル・ダム

 道の両側にはポプラ並木が続き、荷物を積んだロバ車が次々通っていく。中国では日本車が1台40万元(520万円)もするのに対し、ロバは1頭1500元(2万1千円)で買えるからロバ車は庶民の足だ。

 
ポプラ並木         ロバ車

 11時10分今日泊まるヤルカンド賓館に到着、ホテル内のレストランで昼食をとったあと1時間ほどの休憩時間になる。


ヤルカンド賓館

 13時ホテルを出発、アマニ・シャーハンの霊廟に向かう。アマニ・シャーハンはヤルカンド・ハン国の2代目の王ラシート・ハンの妻で美しい歌声で知られ、音楽家であるとともに詩人でもあった。また、16世紀の民族音楽を研究したことでも知られている。


アマニ・シャーハン

 アマニ・シャーハンの霊廟の近くでバスを降りると大勢の男が水場で口をゆすいだり、手を洗っていた。イスラム教徒が礼拝の前に身を清めているのだ。 


身を清めるイスラム教徒

 霊廟は清の時代に造られ建物も棺も中東風になっている。墓には副葬品はなかったという。

  
アマニ・シャーハンの霊廟(拡大)           アマニ・シャーハンの棺

 霊廟の隣にヤルカンド一のイスラム寺院がある。


イスラム寺院入り口

 ちょうど礼拝の時間で大勢の男が熱心に祈っていた。イスラム教徒は1日5回30分ずつ祈ることになっているが、女性はモスクに入れない。

 
礼拝所          祈る男たち

 礼拝所の天井には45度ずつ傾けた梁で支える三角隅持ち込みという天井がついており、壁にはコーランを図案化した装飾が施されている。

 
天井            壁

 この後ロバ車に乗ってヤルカンドの街並みを見物する。ロバ車は人が歩く程度の速さで進むので周りの景色を良く見られる。この町では人を乗せたロバ車が多く次々とすれ違う。ロバ車がタクシーになっているのだ。


ロバ車

 この町にも職人街があった。カシュガルの職人街では鍛冶屋が少なくなっていたが、この街にはたくさんの鍛冶屋あって繁盛している。

 
鍛冶屋

 一周りした後バザールに行き自由行動となる。店先に油で揚げた羊の頭がずらっと並んでいた。ギョッとしたがウイグル族の人にはご馳走なのだろう。


羊の頭

 店先を撮る合間にウイグル族の人たちの写真も撮る。ウイグル族の人たちは写真を撮られることをまったく嫌がらないので楽だ。

  
男の子             老人

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