シルクロード旅行記

10日目 スバシ故城観光

 今日はクチャ郊外のスバシ故城を訪問する。8時半ホテルを出発、北へ向かう。しばらく走ると山羊の群が道端にいた。このあたりの山羊は毛が長くカシミヤの毛糸を作るために飼われている。


山羊の群

 30分足らずでスバシ故城に到着した。スは水、バシは頭を意味しスバシは水源地の意味になる。ここは1世紀の後漢の時代の町の跡で、玄斐三蔵はここに2ヶ月滞在した。遺跡は川の西側と東側に分かれており、昔は川が今より細くて橋で結ばれていた。


川の東側の遺跡

 西側の遺跡には高さ18mの仏塔が残っており、ここで西遊記の映画のロケが行われた。上に登ると壁に撮影のと気にかかれた女の国という字がうっすらと残っている。


仏塔

 そのほか西側の遺跡には僧坊、殿堂の跡があるが日干し煉瓦なのでかなり崩壊している。

 
僧坊                 殿堂 

 1時間ほど観光した後来た道を引き返し、ウイグル族の民家を訪問する。主人はトルソン・バラチさんという老人で20歳年下の4人目の妻と2人で住んでいる。年を聞くと81歳と答えたが実際は75歳だという。ここでは年をとると実際より高い年に答えるのが慣わしになっているという。


トルソン・バラチさん

 果樹園を営んでいて敷地の中にはブドウ棚、梨、杏、桃、イチジク、ザクロなどの果樹がたくさん植えられている。

 
ブドウ棚              ザクロ

 この家でラグ麺作りを見学した。ラグ麺は丸く蚊取り線香のように撒かれた太い麺を手で引き伸ばし、さらに門で細くしていき鍋で煮る。全部つながっているので最終的な長さは10m以上になる。女性が何人もいたが近所の人が応援に来ているのだという。

  
ラグ麺を伸ばす女性

 近くの小屋ではナンを焼いていた。都会に行くとナンの釜は見られないが田舎ではどの家にもある。


ナンの釜とナン

 客間で作ったばかりのラグ麺やポロ(ピラフ)、ナンをいただく。量がたっぷりありほとんどの人は半分以上残してしまった。

 
ラグ麺            ポロ

 老人の家を出発しようとすると近所の家に女の人が次々入っていく。結婚式をしているのだ。われわれも中に入ると大きな部屋で大勢の女性が食事をしていた。男の人も居たが数は少ない。花嫁を探したが午後にならないと来ないという。

 
結婚式の参列者

 家の外では大鍋で料理を作っていた。なにもかも一緒に煮て一度に作ってしまうのだ。私にも食べろと勧められたが、トルソン・バラチさんの家で食べたばかりなので遠慮した。

 
大鍋で料理を作る         料理

 時間が余ったので帰りがけにスーパーに寄る。ダイエットに聞くハーブ茶はないかと黄さんに尋ねると大印象という減肥茶を勧められた。20パック入りの箱が38元(530円)というので試しに買ってみた。中国人というとスリムな体形を思い浮かべるがそれは昔のことで今は肥っている人が多く減肥茶がはやっているのだ。ビールを買った人がいたが、普通の缶ビールが2.2元(30円)、青島ビールが3.4元(48円)であったから安い。 


スーパー

 ホテルに戻って一休みしたあと亀慈賓館というホテルに行って夕食をとる。ここでもとても食べ切れない量の料理が出た。毎回残してしまって申し訳ないが中国の料理はどこでもあまりに量が多い。中国人が肥るわけだ。

 
亀慈賓館            料理

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