インド旅行記

3日目 ブバネーシュワル周辺観光

 7時30分ホテルを出発、10分少々でウダヤギリ遺跡に到着した。ウダヤギリ遺跡はジャイナ教の遺跡でここで信者が修行した。まずジャヤ・ビシャヤ・グンパーを訪れる。ジャヤとビシャヤは修行僧の名前、グンパーは洞窟の意味である。


ジャヤ・ビシャヤ・グンパー

 洞窟は崖の岩をくりぬいて造られていて修行僧はここで瞑想をし、禁欲的な生活をした。洞窟入り口の側面には棚があり、その下には排水溝が造られている。1つだけ他より広い洞窟があるが、これは集会室で中央には聖なる火を燃やした穴が作られている。

 
洞窟入り口         集会室

 洞窟の前の柱の上部には想像上の動物の像が彫られており、その脇には横木を通す穴が作られている。横木に板をぶら下げて夜間に動物が入って来くるのを防いでいた。

  
柱の彫刻          横木を通す穴

 次にラーニー・グンパーを訪れる。ラーニーは女王の意味で、カラペラーニ王は妻と一緒にこの洞窟で13年間修行した。


ラーニー・グンパー

 洞窟の入り口の上の壁には王が象を集めている場面や、狩りの場面、戦争の場面、女が罰を受けている場面などが彫られている。 


洞窟入り口

 
狩をする王          罰を受ける女

 次にガネーシャ・グンパーを訪れる。この洞窟にはガネーシャの彫刻があるが保護のための金網が張られていて中には入れなかった。


ガネーシャ・グンパー

 この後はエレファント・グンパーを訪れる。このグンパーは自然にできた広い洞窟で王の象が飼育されていた。そばには瞑想のための小さな洞窟がある。洞窟の入り口は高いところにあるが修行者たちはよじ登って中に入ったという。

 
エレファント・グンパー        瞑想用洞窟

 最後にタイガー・グンパーを訪れる。虎と言うよりも蛙に見えるが、造った当時はまだ彫刻の技術が低かったようだ。


タイガー・グンパー

 丘の頂上にはラテライトの円形の遺跡がある。ここには会議場があったという。近くの山の頂上には18世紀に造られた赤いジャイナ教の寺院が見える。

 
会議場跡            ジャイナ教寺院

 8時55分出発、40分ほど走ると道の両側に色鮮やかな飾りや布をぶら下げている通りに出た。ピプリ村というアップリケで有名な村である。ここで下車してしばらく写真を撮ったり買い物をする。

 
アプリケの店           アプリケ

 通りを牛車が通っていった。ぬかるみにはまりにくするためなのか直径が1.6mもある大きな車輪を使っている。


牛車

 20分ほど走ったあとゴロマリ村を訪れる。このあたりはラテライトの壁を使っている家が多く、この村の入り口にもラテライトがたくさん積まれている。ラテライトを満載したトラックがよく走っているが、この近くに鉱山があるという。


ラテライト

 村の家の壁には白い絵が描かれている。米の収穫が終わった後に来年の豊作を願って米の粉で描くのだという。

 
民家の庭先         壁の絵

 日本人が珍しいのか我々は注目の的だ。みなにこやかで大変フレンドリーだ。カメラを向けると嫌がるどころかかえって喜ぶので写真を撮りやすい。。

 
村の子供           母子

 小さな小学校があった。日本の教室1つ分の広さしかないがここで1年生から6年生までが勉強している。

 
小学校              児童

 15分ほどして出発、1時間少々走るとコナーラクのスーリヤ寺院に到着した。この寺院は13世紀の中頃にガンカ朝のナラシンハ・デーバ王が1200人を使って12年かけて建てた寺院で、スーリヤはインドの古典文学ヴェーダに出てくる太陽神の名である。

 入り口を過ぎると舞堂の前に出る。ここで神に捧げる踊りが行われた。舞堂の入り口の階段の左右には象の上に乗ったライオンの像が立っている。

 
スーリヤ寺院           ライオンと象の像

 舞堂の基段の壁には踊りや楽器の演奏のレリーフがたくさん刻まれている。建物が砂岩なので海から吹き付ける潮風のためかなり傷んでいる。

 
舞堂(拡大)            レリーフ(拡大)

 上の舞台には柱がたくさん並んでいてこちらのほうが保存状態の良いレリーフを見ることができる。

 
舞台              踊り子像

 舞堂の奥には高さ38mの礼拝堂がある。このさらに後ろに85mの高さのシカラがあったというが崩れてしまいなにも残ってない。


礼拝堂(拡大)

 礼拝堂は大きな馬車の形になっていて太陽神スーリヤが馬車に乗って天を駆け巡ることを表している。当初馬の像は7つあったが今は2個しか残っていない。


馬の像

 礼拝堂の左右に12個ずつ計24個の車輪がついている。12は1年の月の数を、24は1日の時間を表している。

 
車輪の列              車輪(拡大)

 車輪の周囲には神の像や踊り子、ミトナ(男女交歓像)が刻まれている。


レリーフ(拡大)

 
踊り子             ミトナ

 上の壇には花崗岩で造られた太陽神の像が置かれている。当初は礼拝堂の頂上に祀られていたが風化が進んできたため今の場所に下された。最も大きい太陽神の像はデリーの国立博物館に展示されている。

  
朝の太陽神          昼の太陽神        夕方の太陽神

 12時45分スーリヤ寺院を出発、5分ほど走るとベンガル湾に出た。この後は海岸に沿って走り13時30分プーリーの町に到着、メイフェアというホテルのレストランで昼食をとる。


メイフェア

 メニューは豆のスープ、ナン、カレー、アイスクリームであった。ナンがおいしくて肥ってしまうと思いながらも3枚も食べてしまった。

  
スープ                ナン              カレー

 食後近くのエンポリウムに行き、サリーの布地やサリーの機織りを見学する。

 
機織り           布地

 この後ジャガンナート寺院に向かう。交通規制のため車で近寄れないので10分ほど人ごみの中を歩いていく。道端の菓子屋にミツバチがたくさん群がっていた。ここには蝿もたくさんいるが菓子には近づかない。「蓼食う虫も好き好き」という諺があるが蝿には甘い菓子は興味がないようだ。

 
菓子の店         菓子に群がるミツバチ

 ジャガンナート寺院は12世紀に建てられたヒンズー教の寺院で、ジャガンナートは釈迦と同じくビシュヌ神の9番目の化身である。この寺院はヒンズー教の4大聖地の1つで、毎年6月か7月に行われる馬車祭りには10万人もの信者が集まる。境内は200m四方で、シカラが白く塗られているのでホワイトパゴダとも言われている。シカラの頂上にはビシュヌ神のシンボル緑のチャクラがついている。この寺院も異教徒は中に入れないが、ヒンズー教徒でもカーストがスーダラの人は入れない。我々は寺院の前の図書館の屋上に登って眺めた。

 
ジャガンナート寺院(拡大)         寺院前の通り

 このあと車のところまで歩いて帰る。写真を撮りつつ他の人たちを見失わないよう気をつけながら広い道を歩く。40度近い暑さの上、道に牛が横たわっていたり、バイクや人力車が傍を通っていったりしてかなり疲れた。


牛が横たわる道

 以上で公の観光を終えトライデントに戻った。今日はたくさんの場所を訪れた上気温が高かったのでけっこう疲れた。


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