ミャンマー旅行記
4日目 ナガ新年祭前夜祭
ゲストハウスの壁がすかすかなので夜は冷え込むかと思ったがそれほど寒くはなく、がたがた震えて眠れないということはなかった。備え付けの毛布のほかに寝袋を使ったのが良かった。6時に食堂に行き朝食をとる。まだ真っ暗だ。7時を過ぎてようやく雲の上に朝日が顔を出した。
朝日
このあと新年祭の会場に向かう。途中昨日見たタンクールナガ族が行列して歩いてくるのが見えた。
タンクールナガ族の行列
会場に着くといろいろの部族のナガ族が次々やって来たが男はシャツと半ズボンを着ているので民族衣装の違いがはっきりしない。
会場へ向かうナガ族の男
会場へ向かうナガ族の女
女性たちが竹筒の横腹に吹き口をつけた笛を吹いている中を長くて太い竹竿が運ばれてきて会場を一周したのち、入り口に立てられる。たくさん飾りがついているので魔除けなのだろう。
竹笛を吹く女性 竹竿を運ぶ男たち 立てられた竹竿
続いて各地のナが族の踊りの行列が続く。
ナガ族の踊り
やがてタンクールナガ族の男たちが出てきた。顔の周りに大きな飾りをつけているのでひときわ目立つ。赤い半月状の飾りには髪の毛が結び付けられている。かっては首狩りした敵の髪の毛をつけていたという。
タンクールナガ族の踊り(拡大)
途中で丸太の太鼓が叩かれトーテムポールのような木が立てられた。この場所は神聖な場所なので鶏の血で清められている。
丸太の太鼓を叩く 柱を立てる
モヒカン刈りのような髪型の男がいる。この髪型がナガ族の伝統的な髪型だが今は少なくなっている。
ナが族の伝統的髪型
ゲストハウスに戻って休んだ後、近くのトンクンナガ族の村へ出かける。昨日行った村を通り過ぎてさらに進むと棚田のある村に着いた。既に稲刈りは終わり水牛が草を食んでいる。
棚田のある村
村の家は高床式で壁に板を使っている家もある。庭先には水牛を入れる牛舎が作られている。
民家 牛舎
家の脇には薪や竹が置かれている。夜冷え込むので薪は必需品なのだ。そばには洗濯されたショールが干されている。ナガの民族衣装は人気があり、マニアには垂涎の品だ。
燃料 ショール
村の入り口に板状の石が置かれていた。この石は個人の出資で大勢の人が山の下から引き上げてきて立てたあとイケニエを捧げる儀式をする。石には出資した人の名前、かかった費用、立てた年などが刻まれている。
石
さらに奥に進むとまた棚田が見えてきた。近くに見えたので行ってみることにしたが意外と遠くて100mくらい坂を下らなければならず、そばに行ってもあまり美しくなかった。棚田は見る時期が大切だ。
棚田
レストハウスに戻り昼食をとったあと会場に行くとナガ族が道の両側に整列していた。ミャンマー政府の高官が来るので出迎えに立っているのだ。
出迎えの列
なかなか高官たちがやって来ないのでお茶屋に行ってコーヒーを飲んだあとミトン牛の小皿を食べる。1皿500チャット(60円)だが肉が柔らかくて美味しかった。
サラダ 蒸し焼き
2時間ほどしてようやく大型ヘリコプターが到着した。ヘリポートに近づくと猛烈な砂埃が立って周りが見えなくなってしまった。高官は歩きながらナガ族の若者に笑顔で握手をしている。ミャンマーは多民族国家なので民族間の融和が大切なのだ。
ヘリコプター 高官
ゲストハウスに戻って夕食を食べた後、前夜祭を見に行く。朝に見た踊りとと同じだったが、「下手な鉄砲も数打てば当たる」とばかりせっせと写真を撮ったが、シャツとズボン姿ではどうにも迫力がない。裸で踊ってくれれば素晴らしいんだが。
ナガ族の踊り