シルクロード旅行記

 6日目 エチナ(額済納)から酒泉へ

 今日は酒泉まで砂漠の中を430kmの移動である。朝食前にホテルの周りを散歩する。100mほど歩くと馬の像のあるロータリーに出た。ここを右に曲がると公園があり池には氷が張っていた。手先が痛くなるほど寒い。

 
ロータリー           公園

 8時35分ホテルを出発、市街地を抜けるとすぐに砂漠地帯になる。ときどき放牧された駱駝が見られる。道路の上を歩いていることもあるが車が近づいても除けないので駱駝が立ち去るまで徐行しなければならない。


駱駝

 砂漠の中に水溜りがあった。砂地だから水はすぐ吸い込まれてしまいそうだが、砂は表面だけで下は粘土なのだろう。このあたりは地下水があるためか胡楊樹の林が次々現れる。

 
湖の間の道           胡楊樹の林

 9時45分辺境検問所で検査を受ける。ここを過ぎると未舗装になり砂利道を時速80km以上のスピードで飛ばす。さすが日本製の4WD車だ。


砂利道

 30分ほど走ったとき3号車から後の車が遅れたことに気づき車を停めて待つ。周りはゴビ砂漠でタマリスクが点々と生えている。中には葉を落として枯れたように見えながら、桃色の花を咲かせている枝もある。

 
タマリスク           タマリスクの花

 1時間ほど待っても後続車が来ないので途中の三叉路で別の道を行ってしまったのでないかと心配になってくる。1号車が様子を見るために引き返えしたがなかなか戻ってこない。40分ほどするとようやく戻ってきたが4号車が故障してドライバーが総がかりで修理していたのだという。複数の車に分乗する場合連絡方法をしっかりしておかないと余計な心配がかかってしまう。

 全車揃ったところで出発、30分ほど走ると小さな学校のような建物が見えたので昼食の場所を借りようと車を停める。ここは近くにある鉱山の労働者の宿舎で地面には屑水晶が転がっていた。もの珍しいのか大勢の人が出てきて我々を見ていた。

 
鉱山労働者の宿舎           屑水晶

 13時40分に宿舎出発した。交通量が少なく車が走ると猛烈な砂煙を上げるので数km先に車が走っていてもわかる。2時間ほど走ると三叉路に出たのでここで後続車を待つが、またしてもなかなかやってこない。20分ほど待ってようやく来たが、5号車がパンクしてタイヤを交換していたのだという。道が悪いとトラブルが多い。 


砂煙を上げて走る車

 16時20分オアシスに入り、ここから金塔県になる。道端には畑が続き、ときどき町が現れる。日干し煉瓦つくりで南側が傾斜した細長い建物が見られるが温室だという。ここでは風が強いので北側を丈夫な壁にしてあるのだ。市街地を通り過ぎるとゲートがあり、ここを過ぎると砂漠地帯になった。

 
温室             金塔県のゲート

 30分ほど走るとまたオアシスに入りここから酒泉になる。酒泉という名は漢の武将霍去病が漢武帝から賜った酒を泉に注いで全軍の兵士に分け与えたことに由来している。20分ほどして市内に入り、車の数が増えてきた。やがて前方に大きな建物が見えてきた。346年に造られた鐘鼓楼で酒泉のシンボルになっている。

  


鐘鼓楼

 18時3分酒泉賓館に到着した。今日は車が故障して気をもmされた一日だった。


酒泉賓館

 夕食前にホテルの周辺を散歩する。ホテルの近くにローラリーがあった。酒泉には8年前に来ているのだが、まったく見覚えがない。街並みがすっかり変わってしまって前に歩いた道を全く思い出せない。中国の町は日本の5倍以上のスピードで変ってしまう。


ロータリー

7日目へ       行程表へ