シルクロード旅行記

 4日目 アラセン(阿拉善)からエチナ(額済納)へ

 今日はエチナまで陸路700kmの移動である。朝食を食べにホテル内のレストランに行くとビュッフェの前に大勢の小学生が並んで、トレーに料理を取ったりプラスチックのパックに料理を詰め込んだりしていた。昨日受けとった朝食券に5元の判が押されていたが、小学生の食券には3元(40円)の判が押されている。ホテルの前の小学校に通う児童を目当てにホテルが朝食や昼食のお弁当を提供しているのだ。小学生がホテルの食事をとったりお弁当にするとはなかなか贅沢だ。それにしても大人がホテルのレストランで朝食を65円で食べられるとは信じられないほど安い。

 
小学生             5元の朝食

 食後ホテルの前にある小学校を見に行く。校庭では大勢の子供たちが縄跳びなどをして遊んでいた。町の民家は質素だが小学校は立派だ。子供には立派な教育を受けさせたいという親たちの願いなのだろう。


校庭で遊ぶ小学生

 今日から3日間は道が悪くなるので5台の4WD車に分乗した。8時にホテルを出発、今年開通したばかりのまっすぐな道を快調に飛ばす。20分ほど走ると黄色く色づいた草原の中に駱駝の群れが見えてきた。放牧されいる駱駝はこぶがぴんと立ち毛がふさふさしていてなかなか立派だ。

  
草原の道              駱駝

 やがて半砂漠になり、草の数が減ってくる。所々にオアシスがあり、道端で西瓜を売っている。9時巴吉公路のゲートを通過、さらに30分ほど走ったところで休憩する。空は真っ青に晴れ上がっているが風が強くてかなり寒い。やがて砂漠地帯に入り山の上には砂が積もっている。

 オアシスの手前でトウモロコシの茎を積んだトラクターが走っていた。車幅の3倍くらい積んでいて1車線に収まりきれない。この後も過載のトラクターを何度も見ているから警察は黙認しているのだろう。 


積荷満載のトラクター

 11時45分ウーリーチ(烏力吉)に到着、順達飯店という招待所のレストランで昼食をとる。味の方はまずまずであったが、トイレが猛烈に汚くて女性たちは入れなかった。昨年の同じコースのツアーは途中の道が悪くてこの招待所に宿泊したのだが、今年は新しい道が開通したお陰で泊まらずに済んだ。

 
ウーリーチのゲート          順達飯店

 12時55分出発、10分ほど走ったところでトイレ休憩をとる。周りの地面は塩分が噴き出して真っ白だ。こんなところにも草が生えているのだから草の生命力は強い。 


塩分が噴き出した地面

 この後、車はゴビ砂漠の中を走る。こんな不毛の地にもパオがある。水もなければ燃やす木もない砂漠の中での生活はさぞ大変だろう。

 
ゴビ砂漠             パオ

 この後2号車が故障し4台の4WD車に分乗してエジナに向かう。車の前方に次々湖が現れるが近寄ると消えてしまう。かって旅人を悩ました幻の湖だ。

 18時、ようやく本物の湖が見えてきた。白鳥湖だ。湖の周りにはタマリスク(紅柳)が生えていて紅葉した葉が夕日に照らされてより一層赤くなっている。近くには砂丘がありなかなか景色が良い。湖に夕日が沈む場面を見たかったが遅くなるので先に進む。

 
白鳥湖(拡大)               砂丘(拡大)

 さらに5分ほど走ると胡楊樹の林が現れた。先月新疆で胡楊樹の林を見たときは木の数が少なかったが、ここでは非常に多く10分近く走っても林が続いていた。


胡楊樹の林

 18時33分700kmの走行を終えてエジナに到着、天龍賓館にチェックインした。星のついていないホテルでエレベーターやバスタブはないが暖房はきいて客室は快適だった。


天龍賓館

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