シルクロード旅行記
10日目 敦煌から蘭州へ移動後蘭州観光
今日は飛行機で蘭州へ移動した後炳霊寺石窟の観光をする。ホテルを出発する時間が遅いので食後近くにある敦煌博物館を見学した。我々が行くと日本語を話せる館員が出てきて中を詳しく説明してくれた。内部はシルクロードの展示室、敦煌の展示室のほか時代別の展示室があり、かなり充実していた。
敦煌博物館
10時10分ホテルを出発、15分足らずで敦煌空港に到着した。搭乗までに時間があったので空港内の売店を見て過ごす。中華人民共和国成立50周年を記念した民族団結の記念切手帖が置いてあった。各切手に中国の56の民族が描かれていて値段を見ると180元になっていた。少数民族に興味があるので買おうと思ったが空港内の売店は高いので迷っていると店員が120元に負けると言うのでこれならもっと安くなると思って値切ったら80元で買うことができた。額面0.8元の切手が56枚入っていて各民族の説明も書いてあるから安い買い物だった。
隣の売店で少数民族の資料がないかと聞くと倉庫から各民族の写真が入った56枚の絵葉書を持ってきた。120元と言ったので180元の切手長を80元で買ったと言って負けさせて50元で買うことができた。これも安い買い物だった。私が買ったのを見て他の人たちも買ったのですぐ売り切れてしまった。
敦煌空港ターミナル
炳霊寺石窟の観光には時間がかかるのに我々が乗る飛行機は出発時間になっても飛んで来ない。11時40分小型ジェット機が飛んできてやっと搭乗できると思ったら別の便であった。11時55分ようやく我々が乗る飛行機が飛んできて12時10分海南航空のHU532便に乗り込む。通路の左に1席、右に2席で12列、全席で35隻しかないコンパクトなジェット旅客機である。
小型ジェット旅客機 キャビン
離陸後30分ほどして昼食が運ばれた。軽食であったが、ホテルを出るときお弁当をもらっていたのでちょうど良い量だった。
機内食
13時57分蘭州の中川空港に到着、蘭州の現地ガイド李さんに迎えられた。ここで急遽予定を変更して炳霊寺石窟の観光は明日に回して今日は市内観光に向かうことになった。
蘭州中川空港ターミナル
まず黄河のクルージングをすることになり遊覧船に乗り込む。
遊覧船デッキ
船はゆっくりと進みやがて黄河第一橋をくぐる。この橋は1907年にかけられ黄河に懸かる橋の中で一番古い橋である。増水しているのかデッキに立っていると橋桁まで頭の上から20cmもなく背の高い人だとぶつかってしまう。左手には白頭山公園の建物が見え丘の上には500年前の明の時代に建てられた塔が復元されている。
さらに進むと大きな建物が見えてきた。明の時代の関所の跡で目下復元工事をしている。中国は文化大革命で歴史的な建物を壊してしまったが今は観光開発のため復元に熱心だ。
黄河第一橋と白頭山公園(拡大) 関所跡
河沿いにたくさんのモスクが見える。市内には全部で100以上のモスクがあるという。蘭州市内には回教徒が30万人いて人口の10%以上を占めている。現在建設中の橋の手前で折り返し船着場に戻る。復路は川の流れ同じ方向なので往路25分かかったのが8分で着いてしまった。
船を下りた後、五泉公園を訪れる。ここには2200年前前漢の将軍霍去病(カクキョヘイ)が河西回廊の匈奴を討った帰りにここで休憩し、水がなかったので地面に剣を5回刺したら5つの泉が湧き出たという伝説が残っている。公園の中には明と清の時代に建てられた寺がたくさん建っている。
五泉山公園入り口
まず天王殿を訪れる。このお堂は1392年に建てられたお堂である。天王殿には一般的に弥勒菩薩が祀られるが、玄奘三蔵がこの地で黄河を渡れずにいるとき阿弥陀如来に祈ったら渡れたということから蘭州では阿弥陀如来が祀られている。阿弥陀仏は高さ3.85m、重さ5トンの銅像で左右を四天王が守っている。
次に大雄宝殿を訪れる。大雄とは釈迦のことで過去、現在、未来の三世仏が祀られている。
天王殿 大雄宝殿
大雄宝殿の横には中山記念堂があった。中山とは孫文のことで中国では孫文と言わず中山と呼んでいる。毛沢東は尊敬する人もいれば嫌う人もいるが、孫文は誰からも愛されていて、各地の都市の大通りの名前にもしばしば付けられている。
中山記念堂 中山像
いくつかのお堂の前を通り境内の最上部に行くと甘露泉、掬月泉、摸子泉などの泉があった。甘露泉は最上部にあり甘い水が出ることから名付けられたが今は水が枯れている。掬月泉は十五夜のとき水面に月が写ることから名付けられた。
掬月泉
摸子泉はお堂の中にあり、この泉の中から石を拾うと男の子、瓦を拾うと女の子が授かると言う言い伝えがある。
摸子泉
この後、東方旗宮というレストランへ行って夕食をとる。
東方旗宮
中華料理を食べた後、蘭州名物の牛肉麺が出た。麺を打つときコックがテーブルのそばに来て見せてくれた。名物にうまいものなしと言うが、ここの牛肉麺は結構うまかった。
麺の手打ち 牛肉麺
19時12分飛天大酒店に到着した。客室でスーツケースを受け取った後ホテルの周辺を散歩する。近くに大きな市場があった。暗くなっているがまだ大勢の人で賑わっていた。中国では大きな都市でも食材や身の回りのものがすべて買える市場の存在は欠かせない。表通りは広い舗装道路と近代的なビルが建ち並んでいるが、市場の裏手には昔ながらの細い通りがあり小さな店が並んでいた。町を歩くにはこういう通りのほうが面白い。