インドヒマラヤ旅行記
2日目 デリーからシムラへ
今日は朝7時40分発の列車に乗るので5時前に起きて身支度をし、ホテルのレストランで早めの朝食をとる。このホテルは朝食からたっぷりご馳走が並んでいるのだが、今日は時間が早いのでメニューが少なく食べ過ぎないで済んだ。
6時45分ホテルを出発、15分ほどでデリー駅に到着した。ポーターが待ち構えていて我々の荷物を運んでくれたが、運ぶ前に料金の交渉で1もめする。
料金の交渉 ポーター
人ごみの中を10分ほど歩いて列車に乗り込む。シャタブディエクスプレスという特急列車だ。車内は冷房がきいていて乗り心地は良さそうだ。ただ窓が小さいうえ、座席の向きが進行方向と逆になっているのがいただけない。
列車 車内風景
列車は定刻に発車、非常にゆっくりと動き出す。発車するとすぐ乗務員が冷えたミネラルウォータを運んできて、次いでビスケットと紅茶とコーヒーのパックとお湯を運んできた。その間に自動小銃を持った兵士がやってきて棚の荷物の持ち主を1つ1つ確認する。テロ対策にかなり力を入れている。
乗務員 飲み物のセット
窓の外はすぐ田園地帯の風景になる。3角帽子のように積んだ藁があちこちに見える。窓が着色していて写真の色がおかしくなってしまうのが残念だ。
積んだ藁
発車後1時間ほどして今度はドーナツと粗い麦粉の饅頭、それにダルスープが運ばれ、さらに1時間ほど経つとジュースが運ばれた。なかなか車内サービスが良い。
軽食 ジュース
11時3分ほぼ定刻にチャンディガール駅に到着、ここから5台のボックスカーに分乗してホテル・サンビーム向かい昼食をとる。今日から12日目までは毎日この5台に交代して乗って周ることになる。
チャンディガール駅
到着する時間がわかっているのだから用意をして置けばよいのに、我々が着いてから作り始めたので料理が出てくるまで長く待たされる。メニューは中華料理だったが、インドの中華料理としてはまあまあの味であった。
ホテル・サンビーム 中華料理
13時10分出発、あいにく雨が降ってきた。40分ほど平坦な道を走り、カルカという町の三叉路で右折して谷川に沿って山道を登り、ヒマーチャル・ブラデーシュ州の州都シムラに向かう。道の両側には緑豊かな山が続き、2,3km走るごとに数頭の野良牛が道路わきにうずくまっている。皆痩せていて体が小さい。日本猿に似た猿の群も時々見られる。
14時40分ホテル・ナマスカールでトイレ休憩をする。高度計は1325mを示している。このあたりからヒバリック・ヒマラヤの地域になる。ホテルのそばに狭軌の線路が走っていた。カルカからシムラを結ぶ鉄道で、今は玩具のようなトイトレインという小さな客車を走らせている。乗車料金は280ルピー(800円)でバスの80ルピー(230円)と比べると割高だが観光客に人気がある。
ホテル・ナマスカール ホテルからの眺め
20分後出発、坂を登ったり下ったりして進む。周囲の山腹には緑で覆われその間に点々と白い民家が見られる。デリーの金持ちが夏の間避暑のためここに来るのだ。このあたりの風景はダージリンの風景に良く似ている。やがて霧がかかってきた。これもダージリンそっくりだ。
17時15分シムラに到着、スプリングフィールドというホテルにチェックインする。このホテルを建てた先代の経営者が地方の藩王だったということで豪華な造りになっていて、私が泊まった部屋は50平方メートルもあり、バスルームも6畳間くらいあるうえ寝室との間に4畳半くらいの化粧室までついている。
ホテル・スプリングフィールド
客室 バスルーム
一休みした後、歩いてシムラの観光をする。シムラはイギリス統治時代に夏の主都だったところで今はダージリン、ムスーリーと並んでインド3大避暑地の1つになっている。ホテルの前の急な坂道を少し登ると商店街があり、さらに100mほど歩くと三叉路に出た。このあたりはイギリス統治時代の建物が残っていてインドとは思えない風景である。
商店街 三叉路
さらに200mほど歩くと古い建物があった。125年前に建てられた郵便局で、建物を保護するため車はスピードを落とせと注意書きがしてある。
郵便局 ポスト
さらに500mほど坂道を登ると立派な建物があった。パンジャブ州知事の迎賓館だという。、ヒマーチャル・ブラデーシュ州はパンジャブ州から分離したので今でもパンジャブ州の施設が残っているのである。
パンジャブ州知事の迎賓館
歩いているうちに雨が急に強くなったので近くのホテルに逃げ込み雨宿りする。ホテルと書いてあっても出稼ぎ労働者の宿泊所で中にはいるとベッドがぎっちりと並んでいる。出稼ぎ労働者は1日中働いても60ルピー(170円)の賃金にしかならないという。
出稼ぎ労働者の宿泊所
15分ほどすると雨が小降りになったので外に出てモールと呼ばれる商店街を通ってシムラのシンボル、クライストチャーチに向かう。この教会は1844年から1857年までかけて造られた。もう暗くなってライトアップされたので写真を撮ったが、霧がかかっていてピントが合わせられない。もう少し視界がきいて離れたところから周囲の風景も入れて写真を撮ることができれば幻想的な面白い写真になったのに惜しい。
クライストチャーチ
この後、有料エレベーターに乗って下の町に下りタクシーに乗ってホテルに戻る。歩いて30分ほどの距離だから5分もしないうちにホテルに着くかと思ったら歩行者の道路と自動車の道路は全然コースが違い、坂をどんどん降りた後また登ったので20分近くかかってしまった。