ボルネオ旅行記

4月24日 テノムからクンダサンへ

 今日は出発が早いので6時にルームサービスの食事を食べる。窓の外を見ると霧がかかっている。集合時間になってもガイドが来ないのでどうしたのかと思っていると電話がありこれから食事をするので遅れると言ってきた。客を待たせることは当然のことととでも思っているようだ。


朝食

 ロビーで待っているとホテルの従業員が私に大きな蝉をくれた。なんと体調が105mmもある。日本のセミの2倍の大きさだ。


大きなセミ

 7時40分に出発、まず農業文化公園を訪れる。道の左右には高さが5m近くもあるバナナの畑が続いている。このバナナはそのまま食べるとおいしくないので料理して食べるという。木を切り払って丸裸にしたところ土地もある。これから畑を作るのだ。

 25分ほどで農業文化公園に到着した。広い駐車場のある立派な建物だがオフシーズンの今は閑散としている。


農業文化公園

 場内の左手にはブーゲンビリアの庭園があり、その先にはハイビスカスの花がたくさん植えられた通路がある。この通路の途中に変わった花が咲いていた。ユリの仲間だというが雌蕊が外に突き出していてとてもユリには見えない。

 
ブーゲンビリヤの庭園             ユリの1種

 ハイビスカスの庭園を抜けるとウツボカズラのコーナーに出た。ここにはたくさんのウツボカズラが集められている。

   

   
ウツボカズラ

 1箇所に数十個もかたまったウツボカズラもある。


ウツボカズラの群

 キナバル山の中腹に育つ高地のウツボカズラも展示されていtが、暑さに弱いので冷房室に入れられている。

 広場に出ると40m近い大木が立っていた。根が板根になっている。板根の木は中米でも見たが遠く離れた場所で同じような木があるのは不思議なことだ。


板根

 園内ではさまざまな熱帯の花が見られる。

  
熱帯の花

 交配種の蘭園にはたくさんの蘭が集められている。強い日差しの下で日除けをしないでも元気に育っている。中には地面におが屑を敷いてその上に植えているものもある。

  
交配種蘭園             バンダ           シンピジウム

 原種の蘭園には主にパフィオペディラムが集められていた。華麗な交配種よりも素朴な原種の方に心を惹かれる。

 
パフィオペディラム(原種)

 2時間ほど見学してから農業文化公園を出発し来た道を引き返して20分ほどでテノムの町に戻る。町の建物には漢字が多い。まるで中国の町のようだ。町の中心にサッカー場があり、試合のないときは公園のようになっている。周囲に大木があり幹には蘭やシダがびっしりとついている。

 
テノムの町            着生したシダや蘭

 この後ケニンガウに向かい11時15分に到着、早めの昼食をとる。メニューはカニ、イノシシの肉、青菜の野菜炒めであった。カニはマングローブに棲むカニでやや臭みがあったが一緒に煮られた卵に味が染み込んでなかなか美味しかった。

 
食堂            料理

 12時20分に出発、途中ケニンガウのペルカサ・ホテルでトイレ休憩をしたら、結婚式があるらしく子供たちが着飾っていた。ここでも結婚式は洋式で行うようだ。

 
ペルカサ・ホテル         結婚式の子供たち

 このあと山の中の道に入る。1時間ほど走ると白人のグループがマウンテンバイクで走ってきた。山の途中までバスに乗ってきてそこからトラックで運んだ自転車に乗って峠を越えるのだ。最後には救急車もついていて準備は万端といった感じだ。

 さらに30分ほど走ると見晴らしのよい場所に出た。山の中腹に木のない斜面があるが焼畑の跡だ。焼畑は法で禁止されているが、山に住む人たちには焼畑をする以外に食べていく道がないので止めさせることはできない。

 
道端の展望            焼畑

 このあとしばらく砂利道を走った後舗装路になり、30分ほどでポーリン温泉に着いた。この温泉は第2次大戦中に日本軍が開発した硫黄泉である。温泉の近くには直径1mもあるラフレシヤが咲く場所があるが残念ながら1週間前に枯れてしまい見られなかった。


ポーリン温泉入り口

 温泉の源泉は90度近くあり、その水を冷ませて浴槽に注いでいる。浴槽はタイル張りで1つに4人入るとかなり窮屈そうである。

  
源泉                 浴場                浴槽

 温泉の構内にバタフライ・ケージができたので見に行く。入り口の建物には蝶や甲虫などたくさんの標本が展示されている。バタフライ・ケージはかなり大きいものだったが期待に反し蝶は少なく黒アゲハがチラホラ飛んでいるだけであった。


バタフライ・ケージ

 バタフライ・ケージの中にガラスで蓋をした小さな囲いがあり3本角カブトムシがサトウキビを食べていた。こういうカブトムシを林の中で見てみたいものだ。

  
3本角カブトムシ

 源泉から5分ほど歩くと滝があった。キブンギット滝という滝で落差が10mほどあるが雨季の前なので水量が少なく迫力がない。 


キブンギット滝

 16時40分ポーリン温泉を出発、少し走るとキナバル山が近くの山の上に見えてきた。写真を撮りたかったがラナウに行けばもっとよく見えるというので先に進む。ラナウに到着しキナバル山の写真を撮ろうとしたが雲に隠れてしまってぜんぜん見えない。山の写真は撮れるときに撮っておかないとだめだ。


ラナウの市街

 ラナウの市街から坂道を5分ほど登るとペルカサ・ホテル・マウントキナバルに到着した。天気がよければ客室からキナバル山が目の前いっぱいに広がっているのが見えるはずだが、残念ながら手前の山にかかる雲に隠されてしまっている。


ペルカサ・ホテル・マウントキナバル

 夕食後ホテルの周りの電灯の下を見てまわる。カブトムシやクワガタムシがいたが、なぜかメスばかりだった。セミもいたが緑色の体が眼を引いた。

  
カブトムシ(メス)        カブトムシ(メス)         クワガタムシ(メス)
  
カミキリムシ          コメツキムシ          セミ

4日目へ       日程表へ